今日の「キラ☆キラ」では、約一ヶ月のどのポリープ手術で
声を出せなくなり、お休みだった宇多丸さんが復帰。
そして、まさにライムスターのニュー・アルバム「マニフェスト」の
発売日ということで、Mummy-Dさん、DJ JINさんもスタジオへ。
小島慶子さん、ライムスターの3人、そして僕という変則的かつ
超お祭り放送となりました。
考えてもみて下さい!
アルバム発売日に大好きな、
それも先輩3人の見てる前で感想を直接言う。
これけっこう難しいですよ(笑)。
なので、僕はライムスターの3人と、このアルバムを待つ
人々に手紙を書き、小島さんに読んでもらうという
新しいアイディアを実行に移してみました。
文章もアップしてみます。
以下のタイトルをクリックすると音も聞けます!
まず、今までのライムスターの作品は最高だった。
最高すぎるくらい。
「砂山で棒をたてて遊び、倒したら負け」のゲームがあるが、
ヒップ・ホップ・アーティストとしてのライムスターは、
もう「限りなく人間が出来るぎりぎりまで砂を取りさり、
かろうじて棒だけ残して勝っている、」
《グレイゾーン》、《ヒート・アイランド》と
3作残してきた。
本当にすごいグループだと思う。
ラップ、ヒップ・ホップに限らず、ポップでもロックでも
、あらゆるスポーツでも、自分なりに高みに挑戦して、
一粒ずつ「砂」をとるような作業になっていく。
倒れる姿が想像できて、「もう最後の姿が見えました。
無理だから、やめる」という人や、グループもいる。
「いってまえ」と倒れるのがわかっているのに
突入してせっかく得ていた勝者としての
称号を失ってしまう人もいる。
しかし、ライムスターの選んだ道は違った。
今までの棒の隣に、まったく新しい別の「砂山」を
作ってしまったのである。
そして、その上新しい「砂山」を人に作ってもらい、
自らはザバー、ザバーと豪快にすくいまくる
という道を選んだのだ。
もともと棒にギリギリの数センチ、数ミリまで「砂の粒」を
みつけてはとり除くスキルは磨かれているのであるから、
ザバー、ザバーと余裕綽々で腕を動かしながらも絶対に
他の追随は許さない。
自分達で作っていない分超絶なスキルでもって、
棒ギリギリまで指が浸透したところで、
つまり「新しい正しいアクシデント」が生まれ、
結局少し「砂粒」が残っているのである。
そして、実はそのことが醸し出す「ちょうどいい」空気が、
今までない新しい正しいライムスターの魅力として出現し、
彼らは熟練の匠でありながら、
ヒップ・ホップ、ラップの本来持っている
「してやった感」ともいうべき爽快さを再獲得しているのだ。
これはすごいことだ。
僕自身は今までのライムスターを好き過ぎた人間であるし、
Mummy-Dさんや、DJ JINさん主導の
「クラシック・ライムスター・サウンド」を
また聴きたい気持ちはある。
しかし、今作《マニフェスト》では
「最高傑作でありながら、最高傑作じゃない」
まだまだ、どんどん新しい山を作っちゃえる未来が見える!
ってとこが、これからの楽しみに繋がっていると強く思う。
10代、20代の若者達から、30代、40代の、
僕やライムスターの同世代の人達・・・、
それぞれの人生、現在と未来が、
「なかなか捨てたもんじゃないな」と
そう思えてくるアルバムなのではないだろうか。
だから、笑えるし、元気出るし、楽しいし、泣ける!!!
ライムスター・イズ・ライムスター!
ライムスターがいてくれて、良かった!
NONA REEVES
西寺郷太
追伸
キャリア最高位、オリコン・デイリー3位おめでとうございます!
ノーナもがんばるぞ。

