06. LOVE TOGETHER
08. メモリーズ 〜ひと夏の記憶〜
09. REVOLUTION
10. DAYDREAM PARK
11. SMOOTH CRIMINAL / Michael Jackson
12. HUMAN NATURE / Michael Jackson
13. ENJOYEE! (YOUR LIFETIME)
14. Hey, Everybody!
15. LOVE ALIVE
16. あの娘にガールシック
17. LAST CHRISTMAS / WHAM!
18. Always On Your Side (新曲)
19. HIPPOPOTAMUS
この曲はマイケル自身の作詞作曲ですが、こういうロック・バンド的なアレンジをした際に、より一層「天才ソングライター」としてのマイケルの独創性、すごさが伝わってきます。こんなとんでもない曲書ける人ほかにいません・・・。
もうひとつ〈スムクリ〉を選んだ理由には、この20年間、《オフ・ザ・ウォール》、《スリラー》、《BAD》のクインシーとの三部作で、最も評価が低いのが《BAD》のような気がしていたからです。しかし、今回の映画「THIS IS IT」でもロック色の強くなった《BAD》の楽曲群の、ライヴ栄えする魅力を再確認することができました。
特に「プロフェッショナル」な音楽評論の場での、ソングライターとしてのマイケルの過小評価、《BAD》の過小評価、ぼくにとっては、それを覆すための象徴が〈スムクリ〉でした。
2曲目の〈ヒューマン・ネイチャー〉は、〈スムクリ〉の対極にある曲でした。TOTOのメンバーが結集し、クインシーのプロデュースの元で制作されたこの曲をけなす人は、マイケルにとって逆風が吹いていた90年代、00年代でもいなかったように記憶しています。
ヒップ・ホップ・サイドからも、いわゆる「フリー・ソウル」的な渋谷系の視点でも、一般的な音楽ファンでもこの曲を愛している人は多数で、個人的にも「いやー、マイケルはあんまり好きじゃないけど〈ヒューマン・ネイチャー〉はいいよねー」と言われたことは数えきれません(同じように〈リメンバー・ザ・タイム〉も常に人気がありました)。マイケルの楽曲の中でもカヴァーする人が最も多い曲のひとつですよね。
マイルス・デイヴィスもカヴァーしましたし、ボサノヴァ的なアレンジも多い気がします。
だからこそ、この曲をマイケル直系のライヴ・アレンジでカヴァーすることを選んでみました。
リハーサルで繰り返すたびにメンバー全員で「本当に名曲だねー・・・」と言い合いながらの演奏。特に小松のドーンと響くスネアと、冨田さんのシンセサイザーがあまりにも80年代的で気持ちよくて、リハーサルの初期では例の3番Aのストップさせるところで嬉しすぎて笑いがこみ上げてしまって大変でした・・・。本番は神聖な気持ちになり、不思議なパワーを感じました。
こんなタイプの違う2曲を難なく最少人数で演奏できるステージのミュージシャン5人(奥田、小松、シゲ、冨田さん、大森さん)の演奏力の高さには圧倒されました。ぼくもマイケルと同じ高さのキーで、歌いました。最近、文章書いたり、喋ったりが多かったので、シンガーとしての意地を見せましたよ・・・。
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そして「ヒッピー」で演奏したノーナの曲の解説を。最近興味を持ってくれた人のために、ちょっとした歴史つきで。
まず、97年のワーナー・ミュージック・ジャパンからのデビュー作《ゴルフEP》から〈ヒッピー・クリスマス〉。この曲、結局アルバムにも未収録だし、なんとかしたいのですがまだなんともなってません・・・、《デイドリーム・パーク》のおまけCDには入っているんですが。11回目(MCで10回目と言ったのは嘘でした・恥。10年目で11回目です!)を迎えたイベントのテーマ曲ですね。
99年のメジャー・セカンド・アルバム
《フライデー・ナイト》からは、〈バッド・ガール〉と本編ラストの〈あの娘にガールシック〉。このアルバムは自分でも自信作のひとつです。80年代的な世界観をこの頃からすでに全開にしています。
筒美京平さんのプロデュースにより大進化を遂げたのが2000年の〈ラヴ・トゥギャザー〉、CMやタイアップもありましたからノーナの曲でも最も知られているひとつです。アルバムは
《ディスティニー》(リンクはベスト《グレイテスト・ヒッツ ブック・ワン》)。
その後、コロムビア移籍があり2002年の
《ノーナ・リーヴス》(「ノーナのノーナ」)。今回は、このアルバムからの曲が多めでした。全19曲の中で、マイケルの2曲と、ワム!の〈ラスト・クリスマス〉をのぞいたオリジナル16曲中、〈エンジョイ!〉、〈ギミギミ〉、〈トゥナイト〜愛があった夕べ〜〉、〈ヒポポタマス〉の4曲が「ノーナのノーナ」。この時期の曲はパーカッション映えする曲が多いです。本当は〈アルファベット・ボーイ〉も演りたかった・・・。
そして2003年の夏をテーマにしたアルバム
《スウィート・リアクション》から〈メモリーズ〜ひと夏の記憶〜〉。この曲は自分が作った中でも指折りに好きな曲ですね。ライヴをやるごとに育つ不思議な曲です。
2004年のトライエム(徳間)への移籍の後リリースしたのが
《ザ・スフィンクス》。このアルバムには〈ニュー・ソウル〉、〈重ねた唇〉などのぼくらの代表曲が入ってますが、今回は〈リズムナイト〉を。スピードワゴンの井戸田潤さんから、彼らのヴィデオ用に彼のつっこみ「あたし認めない」のためのディスコ曲を作ってほしいと依頼され、そこからインスパイアされて作った曲です。しばらくはライヴの定番でしたが、久々に演奏しました。
2006年の
《3×3》からは、ラテン・ナンバー〈ラヴ・アライヴ〉を。この曲こそ、パーカッションが必要なのに、今回はじめて大森さんに参加してもらって気持ちよかった!各自のソロ・パートもそれぞれの個性が出て、いつ演奏しても面白いですね。
2007年の
《デイドリーム・パーク》からは、〈デイドリーム・パーク〉と、〈レヴォリューション〉。この二曲は好きすぎて言葉もありません。プリンス、ザ・パワー・ステーションを彷彿とさせるシンセばきばきのホットなダンス・ナンバー。ぼくが好きな曲〈ドント・ストップ〉も最初は選曲に入れていたのですが全体のバランスを考えてなくなく外しました。
そして2009年の3曲。
アルバム
《GO》に収録のバラード〈Still〉は、松尾潔さん作詞、深沼元昭さんと作曲の共作で、ど真ん中のバラードに久しぶりにトライしてみた楽曲です。作詞を名手松尾さんに依頼したことで「歌」としての説得力が増したと思います。マイケルもそうですが、自作自演するシンガーがフレッシュでいるためには、信頼できる作詞家・作曲家にゆだねる楽曲も必要です。この歌はそれもあいまって普遍的な強さを獲得していると、今回改めて感じました。冨田さんも同様の感想を終演後話してくれました。
〈ヘイ・エヴリバディ!〉は、今年のノーナを象徴するダンス・チューンですね。マイケルの〈スムクリ〉と同様に、ベースとギター、シンセ、歌メロが同じリフレインの繰り返しによって成り立っている、という構造の曲です。ライヴ・アレンジでは、今までのノーナとまた違ったレヴェルの「新しい」盛り上がりを見せる指折りの自信作です(そればっかり言ってますが・・・笑)。
そして、新曲〈オールウェイズ・オン・ユア・サイド〉。この曲はまだ発展途中。来年、きちんとまとめて発表します。今は育てている最中。2010年はよりシンプルで明るいポップなものを、というモードです。作品化されるのをお楽しみに!
ヒッピーが大盛況で終わり、来年のクアトロの予約をすると、今年も一旦終了という感じでホッとしました(トーク・イベント2回「LOVEナイト」と「申し訳」、DJはあと2回「矢野テク・ワールドシリーズ」と「紅白皿合戦」あります!)。
今夜はNHK-FMで、7時20分から10時まで
「サウンドミュージアム 〜マイケル・ジャクソン〜」が放送されます。全国放送で、吉岡正晴さんと、ぼく西寺郷太で2時間40分マイケル尽くしという、ぼくにとっては非常に光栄な番組です。トーク・イベントに来れない地方のみんなにも聞いてもらいたいです。喋りまくりで、実は収録に二日間かけました。